子どものイヤイヤ期を徹底解析

イヤイヤ期とは何か?

2歳児ぐらいの子供は、欲求をコントロールする部分の脳みそが未発達であり、思い通りにならないと、それがストレスになります。
そこでイヤイヤをすることでストレスを発散させており、イヤイヤするのは、自分の気持ちをコントロールするのに、重要な過程といえます。
親としても、子供がなぜイヤイヤするのかを理解しておくと、気持ちにも余裕が生まれて対処しやすいです。

子供がイヤイヤする理由

・欲求不満

おもちゃやお菓子など、欲しい物が手に入らない場合、または公園などで遊びたいのに遊べない、まだ眠たくないなどと、自分の欲求が満たされるまで、その場を離れずイヤイヤします。
手にはいるまで大泣きするなどのこともあり、いくつかパターンがあります。

このような場合は、頭ごなしに怒っても、自己主張してはいけない、否定されたと子供は感じます。
まずは、子供の気持ちを受け止めてあげて、嫌だねーなどと共感しましょう。
代案を提案したり、複数の選択肢を示すなどと、子供の気持ちが切り替わるようにします。
子供の行動を予測して、事前に約束するのも大切です。

・自立心

好奇心が芽生えて、何でも自分でしないと気が済まない時期が、2歳のころです。
ダメと言われても、自分でしてみないと気が済まないのです。
このような場合は、よほど危険でも無い限り、試しに自分でさせてみましょう。
ダメと何でも制限すると良くないので、何がしてはいけないか、家庭で方針を決めると良いです。

・おもしろがる

親の行動が面白くて、わざと言うことを聞かず、親の反応を楽しむような場合もあります。
いたずら心によって、親を困らせるような場合もあります。
このような時は親が大人の対応をして、つい怒ると逆効果となりますので、ユーモアを交えたりしてリアクションを見せてあげましょう。

・反抗

これといって理由なく、イヤイヤすることもあります。
これは親も参ってしまうことがあり、子供にとってはただ機嫌が悪い、眠いなどの特別な理由なくイヤイヤします。
このような場合は、機嫌が直るまでそっとしておき、体調が悪いような場合だけ対処します。

子供のイヤイヤの理由はいくつかあり、忙しいときなどにイヤイヤされると、親は怒りがわいてくるものです。
しかし親も怒るとますます悪循環となり、出来るだけ心や時間に余裕を持って対応することが大切です。
子供にとってはある意味で自己防衛であり、ストレスからイヤイヤします。
時には優しく理解を示す、または厳しく叱るなど、その時々に応じて臨機応変に対応しないとなりません。
子供の欲求をうまく理解してあげて、その子供の気持ちに応じて、臨機応変に対応するとイヤイヤにもスムーズに対応できます。