効果的な絵本の使い方

絵本を読む聞かせるときのポイント

絵本は子供と親の一緒の時間を作るにも良く、子供が成長すれば絵本を見て懐かしく昔を思い出すこともあります。
子供を育てるのは絵本はとても重要な役割を果たし、必ず読んで聞かせてあげるべきでしょう。

ただ絵本は親が読んであげるので、紙芝居を読むのとは違い、身振り手振りで大げさにする必要はなく、大げさにすると子供は絵本に集中できません。
子供の想像力を育てるのに重要な絵本ですが、是非とも子供が集中できるように大げさに読むのは止めましょう。
絵本の文章は、絵と合うように工夫されているので、言葉を説明したり、言い換える、アドリブを入れるなどはせず、そのまま読んであげましょう。

子供から質問があるときは答えてあげますが、親が質問を投げかけるのは、子供が絵本に集中するのを妨げます。
わからない言葉が出てきたならば、絵本を指さして教えるなど、妨げにならないようにします。

予め絵本を最後まで読むのはどれぐらい時間がかかるかを把握しておきましょう。
時間がないからといって、文章やページを飛ばすのは、絵本が伝えたいことを正しく子供が把握できません。
絵本は絵がメインとはなりますが、動きを付けたいからといって絵本を動かすのは良くありません。
絵本を最後まで読んであげたら、子供に感想を聞くことはせず、物語の余韻に浸れるようにしてあげます。

何より絵本は繰り返し読んであげると、子供はより速く学んでいきますので、気に入った絵本を1つか2つ用意してあげると良いです。
繰り返し読むことは、子供が新しい発見をするのも手伝います。

年齢別おすすめの絵本

・0歳児

生後6ヶ月頃からすでに赤ちゃんは絵本に興味を示すようになります。
言葉を覚える前の段階となり、身近な物や遊びが出てくる絵本を読んであげると良いです。
リズミカルでわかりやすい言葉、擬態語や擬声語が出てくるような絵本、絵本の色彩がはっきりしているもの、シンプルな構成の絵本が良いでしょう。

・1歳児以降

言葉の獲得や自我が目覚めるような時期です。
楽しいと思えるような絵本を繰り返し読んであげて、物語もある程度理解できるように、ストーリーのあるものを選びましょう。
言葉の響きやリズムが良く、心地よい、シンプルな繰り返しの言葉がある絵本が良いです。
描写がしっかりしていてイメージを広げやすい、文章と絵があっている、物語のテーマを表現する、主題がしっかりしている絵本を選ぶようにしましょう。

・5歳以降

5歳以降となると、少し長めの作品でも落ち着いて聞けるようになるので、今までの絵本にストーリーが長めの絵本を取り入れ、様子を見ながら読んであげましょう。
子供が集中できない様子であれば、ストーリーが長すぎます。