
洗濯機の風乾燥機能を有効利用しよう
梅雨といった雨の多い時期は洗濯物が乾かなくて大変です。乾燥機は便利ですが、高温のため衣類の傷みが気になります。
そこで便利なのが風乾燥機能です。
風乾燥機能の詳細や使い方について紹介します。
洗濯機の風乾燥機能とは
脱水の回転力を利用し、風の力で水分を蒸発させる機能です。
風乾燥機能はどの洗濯機にでもある機能ではありません。おもに縦型洗濯機に搭載されている機能となります。
ヒーター式やヒートポンプ式の温風乾燥機能は、60~90度の温風で衣類を乾燥させています。
一方、風乾燥機能は常温の風を送るだけなので、完全に乾かすことはできませんが、衣類を傷めず干す時間を短縮できる機能です。
おもに部屋干しをする際、多用されます。
電気代ですが、温風乾燥機は1回30~60円かかります。しかし、風乾燥機能は1回1~2円と通常の洗濯機とほとんど変わりません。
風乾燥機能の使い方
風乾燥機能はボタン一つで使えます。
脱水後、30分~2時間ほどかけて風乾燥され、完了したらいつも通り干すだけです。
長時間、風乾燥すると衣類がシワとなり、傷むので30分~1時間程度が目安になります。
色落ちしやすい衣類やドライ表示のある衣類、綿のシャツ、ニット、ウールは適していませんので注意しましょう。
洗濯槽のカビ予防
風乾燥機能は衣類の乾燥だけではなく、洗濯層のカビ予防にもなります。
湿度の高い梅雨時は洗濯層内にカビが発生しやすくなりますので、風乾燥機能を使うことで部屋干し時間の短縮、カビ予防もできて一石二鳥です。
風乾燥機能のデメリット
完全に乾ききらないというデメリット以外として、機種によっては振動音が大きかったりします。
洗濯層を高速回転させているため生じてしまいますが、洗濯物の量を減らす、洗濯層内の偏りをなくすといった方法で改善できたりします。
風乾燥機能は衣類への負担も少なく、干し時間を短縮できるため家事の強い味方です。
電気代も安く、カビを予防する効果もあるので積極的に活用しましょう。