
ホコリを何とかしたい
何度掃除してもいつの間にかたまっているホコリ。
放っておくとアレルギーや喘息の原因になるので、できるだけためないように気をつけなければいけません。
ホコリを効率的に掃除するコツやホコリの発生を防ぐ方法について紹介します。
ホコリの正体
ホコリを拡大すると、衣類や布団などから出てくる繊維のクズが絡み合っています。
この繊維のクズがホコリの主成分で、土やフケ、あかなどと混ざりあい、さらにダニやカビ、菌などがついていたりします。
衣類からは畳んだり、着たり、脱いだりといった動作で繊維が擦れ合って繊維ボコリが発生。
特に着衣の動作で発生するホコリの量が最も多いそうです。
家の中に入ってくる土や砂などのホコリは、ドアや窓の開け閉めだけではなく、靴や衣類に付着して入ってきます。
春先になると海から渡ってくる黄砂も原因の一つです。
厄介なのがダニのフンや死骸によるホコリは、人の汗やフケをエサに寝具やカーペットを棲家にしています。
寝具のお手入れや掃除ができていないと爆発的に増える可能性があります。
ホコリを防ぐには
日頃のちょっとした工夫で、ホコリの発生を減らすことができます。
柔軟剤を使って水拭きする
ホコリは静電気に吸い寄せられる性質があるため、静電気を抑える衣類用柔軟剤が効果的です。
家具や家電、壁、床などに使うとホコリが溜まりにくくなります。
1Lの水に30~50mlの柔軟剤を混ぜ、ぞうきんに浸して軽く絞り、掃除の後に水拭きするだけです。
月に1度行えば、劇的にホコリを減らせます。
布製品を置かない
ホコリの主成分である繊維クズはソファやカーペット、クッションなどの布製品から発生します。
なるべく布製品を部屋に置かないことが大切です。
必要な布製品はこまめに洗濯し、常に清潔にするよう心掛けましょう。
空気清浄機・加湿器を使う
空気中に舞っているホコリを除去するには空気清浄機がおすすめです。
目に見えないホコリをフィルターで除去してくれます。
また、乾燥しているとホコリが舞いやすくなります。加湿器を使って湿度をあげ、ホコリを落とせば床掃除で簡単に除去できるので、乾燥しやすいシーズンや花粉シーズンに効果的です。
ホコリを効率的に掃除する方法
ホコリを効率的に掃除するにはちょっとした工夫が大切です。
窓を開けずに掃除する
換気しながら掃除するというのが基本的な考えでしたが、窓から入ってきた風によってホコリが舞い上がってしまうので、換気はせずに掃除します。
換気は掃除が終わってから20~30分ほど経ってから行うようにしましょう。
掃除中のホコリはマスクやゴーグルを使って吸い込まないようにしてください。