考える女性

これってネグレクト?良い手抜きと育児放棄の違いとは

完璧を目指しすぎた結果ネグレクトしてしまうことも

初めての子育てでママの負担やストレスは重くのしかかっています。周りの目を気にしたり、他の子と比べてしまったり、自分の子どもや自分を責めてしまうことがキッカケになることもあるようです。「○○できないなら夕食なし!」というちょっとしたキッカケから、それが当たり前になってしまうと育児放棄になってしまいます。

逆に、上手くやるために手抜き育児をし過ぎたら育児放棄になってしまうのでしょうか?
ネグレクトは、身体的・性的・心理的虐待に分類されます。食事を与えない、愛情に応えない、健康を損なうような環境に放置している状況をネグレクトと呼びます。
手抜きと育児放棄は全く異なりますが、行き過ぎた手抜きや完璧主義からネグレクトと見られてしまうこともありますので注意しましょう。

ちょうどいい手抜きの加減とは?

0か100かという考え方だと上手く手を抜くことは難しいかもしれません。自分の50点くらいを目指して手抜きをしてみましょう。
食事で例えると、回数を減らすのではなく、食事の内容を変えるというイメージです。乳幼児の離乳食や幼児食を毎日手作りしていませんか?イチからお出汁をとったり、無添加の食材で調理していたりする方は、たまに息抜き食を取り入れてみましょう。
最近の市販で売られている離乳食や幼児食は、添加物を含まなかったり、国産の食材のみを使っていたりするので、安心して食べさせられます。手作りしなくてもおいしいご飯を楽しく食べられれば、子供も大人も気持ちよく過ごせるでしょう。週に何度か使ってみたり、1食のうちの1品目だけを変えたりするところから始めてみてはいかがでしょうか。

完璧な育児なんてありません

責任感が強く理想が高い人は、完璧主義な可能性があります。自分ではそう思っていなくても、こだわりやプライドがあると育児に疲れてしまったり、ストレスで子供に当たってしまうことも。育児に辛くなってしまうことがあれば、早急に自分の時間を作ったり、解放されるところへ行った方がいいでしょう。気を張って保っていた糸がプッツリ切れた瞬間、家事も育児も何もしたくなくなってしまう人がいます。ネグレクトにならないためにも、完璧すぎない適度な手抜き育児がおすすめです。
子供のためにあれもこれもやりたいという気持ちはとてもわかりますが、無理せず、気を張りすぎず、ちょうどいい手抜きで楽しく子育てをしていきましょう。