
感染症から守るマスクが成長の弊害になっている?
赤ちゃんは表情から理解している
赤ちゃんは顔の目や鼻、口を見て顔だと認識し、その各所の動きを見ていたくさんのことを学んでいます。マスクをした状態では目元しか見えないため、脳の発達に影響が出るのではないかと提言している専門化も。3~5歳の子供でも、マスクをつけている上半分の表情から感情を読み取るのが難しいことは論文でも記載されています。
言葉を話始める1~2歳は、耳から聞いて言葉を覚えていきますが、それだけでなく口元を見て学んでいます。マスクをすることによって口の動きが見えなくなると、きちんとした発音ができなかったり、誤って言葉を理解してしまったりする懸念もあるそうです。
マスクが子供のたちの発達に少なからず影響しているため、家の中で遊ぶときは喜怒哀楽の表情をたくさん見せて、顔から得られるコミュニケーションを増やすようにしましょう。
マスクをすることによる危険性
子供は大人より呼吸が早いため、マスクをつけていてしっかり呼吸できているのか、過剰に二酸化炭素を吸い込んでいないかなどの懸念があります。喘息をもっている子供にはマスクのつけっぱなしは苦しくなってしまうため、定期的に外でマスクを外すようにして呼吸させるほうがいいでしょう。
2歳未満の子供は、マスク内に吐き戻してしまった場合すぐに気づかないと窒息してしまうことも考えられます。小さい子供は顔色や表情から体調の変化を見つけやすいため、マスクをしていることで異変に気づけないことも。また、夏場の炎天下でマスクをつけて遊ばせていたら、熱がこもって熱中症を起こす危険性があります。
子供の着用義務はなく任意で着用とされていたり、最近では屋外や密にならない場所では外すことを推奨されていますので、指定されていない区域ではマスクを外して遊ばせましょう。
ボディランゲージを使ったコミュニケーション
マスクを外せない場所では、ボディランゲージを使ってコミュニケーションをとるようにしましょう。
喜怒哀楽を体で表現するのですが、1~2歳の子供でもわかりやすい身振りだと伝わりやすくなります。
嬉しいときは「わーい」と、両手を広げます。少し飛び跳ねてもいいでしょう。
怒ったときは「プンプン」と、腕組がわかりやすいです。
悲しいときは「えーん」と、こぶしを目元にもってきてうつむくようにします。
ほかにも「ビックリ」や、「よくわからない」など、外国で言葉が通じないときに使うような動きでも大丈夫です。大げさな表現のほうが楽しみながら伝えられるので、是非試してみてください。