
子供を叱るときにやってはいけないNG行動とは?
子供を叱る時に気をつけたいこと
昔は子供というのは悪いことをするものなので、それを叱るのが大人の役目とばかりに厳しい目を向けていることが多かったように思います。
ですが現在においてはそうした大人の都合で厳しく叱るやり方は子供の生育にとってよくない影響を与えることが多いということが研究によって明らかになっています。
子供の時期というのは世の中の善悪というものを理解していないため、大人から何が良くて悪いことであるかということを教えてもらわないといけません。
この時大人が自分の都合を優先させるあまり、感情的に良し悪しを決めてしまったりするとのちに子供が大人になってからも善悪の境界が曖昧になってしまうことになります。
悪いことをした子供を叱ることはもちろん大切です。
ですがその時きちんと善悪の基準を一定にしてぶれない価値観にしていかないといけません。
子供の悪い叱り方3選
子供を叱るときに最もやってはいけないのが以下の3つです。
・叱る人が増えたり減ったりする
・叱る基準が一定ではない(叱ったり叱らなかったりする)
・子供の言い分を全く聞かない
順に説明していくと、まず最初の「叱る人が増えたり減ったりする」というのは普段は母親だけが叱っているところに父親や祖父、祖母などが参加してくるといったケースです。
子供にとっては世界の広さは父母といった保護者と身の回りのことなので、何がよく何が悪いかといったことはそんな身近な範囲で判断していくことになります。
ことのとき複数の人の気持ちで良し悪しを判断され責められるようになると、一体何が正しく間違っているかという基準が混乱してきてしまいます。
ちょっと利口な子になると、「この人にバレなければ怒られない」といった小賢しい知恵を身につけてしまうことにもなります。
そうしたぶれた基準を作らないためにも、善悪の基準は一定にしてできるだけ怒る人は同じにしておくようにしましょう。
同じようにいつも一緒にいる両親が同じ行動をしても怒ったり怒らなかったりするということも子供にはよくない影響を与えます。
子供を怒るときにはまずはどうしてその行動をしてしまったのかということを聞き、そこからきちんと良い点・悪い点を考えながら説得していくようにしましょう。