
ファミリーカーとして「タント」が人気の理由に迫る!
軽ハイトワゴン流行を作った大人気モデル
今や普通乗用車を凌ぐ勢いで人気が高まってきている軽自動車市場ですが、中でも大人気のモデルとなっているのがダイハツの「タント」です。
軽自動車市場というのは独特で、OMEという他社製品を自社ブランドとして販売するという開発メーカーと販売メーカーが異なるという方法がよく取られています。
そのため普通自動車メーカーとして人気が高い企業が必ずしもよい軽自動車を生産しているかというとそういうわけではなく、むしろ昔から軽自動車を主力商品として扱ってきた企業の方に一日の長があると言えます。
軽自動車メーカーとして大きなシェアを獲得しているのがダイハツ、スズキ、ホンダといったところで、逆に日産、トヨタ、スバルといったメーカーは自社独自の製品としての軽自動車は一台もありません。
実際2015年度の軽自動車売上げランキングを見てみても、トップ30に入る自動車の7~8割は上記の3メーカーの車種となっており、ランクインしている日産の「モコ」やマツダの「フレア」といった製品も実はOME製品です。
そんな中OMEとして他社に出さずダイハツが独自モデルとして開発・販売している「タント」はここ数年非常に高い人気となっています。
タントの人気の理由はまず現在の軽自動車の主流となっているハイトワゴンタイプをいち早く取り入れたということで、小型ながらも広く使える乗車スペースと、自由度を高く使うことができる荷重スペースが多くの人の心をつかみました。
タントvsN-BOXを比較する
現在の軽自動車売上げランキングで常にトップ争いをしているのがダイハツの「タント」ともう一つ、ホンダの「N-BOX」です。
こちらはいずれもボックスタイプのハイトワゴンタイプということで共通しており、それぞれのメーカー独自の工夫が車体随所に導入されています。
室内の広さということでいくとN-BOXの方にやや軍配があがるようですが、タントは「ピラーレス構造」というスライドドアが大きく開くミラクルオープンドアが設置されており、荷物の積みやすさと開放感では一歩リードしています。
もともとタントは子育て世代の主婦向けに開発をされてきたモデルということもあり、たくさんの荷物を持ったり幼い子どもを連れて移動をするときに一番困るドアの開閉については強いこだわりをもっています。
このミラクルオープンドアは使ってみるとその便利さを強く実感することができるようで、大きくてかさばるチャイルドシートのある車内で眠っている子供を抱えてつつ自分の荷物も肩にかけるという方法も楽々できてしまうのです。
燃費やシート性能についてはやはり一流メーカーであるホンダの方が高い評価を得ていたりもするのですが、このドア方式はそれらをカバーするほどの大人気となっているでしょう。
タントはここ数年の大人気車種なので中古でも値崩れをすることがなく、他の車種と比較してもかなり高値で買い取りをかけることができます。
子供が大きくなったころに大型のファミリーワゴンに買い換える予定がある人にとっても、将来の買取価格を有利にするということでタントはかなり有力な車種と言えます。
デザイン性と実用性を兼ね備えた車種も続々登場
人気車種ということでいくとダイハツとホンダにやや遅れを取っていますが、スズキもトップ30の車種の中を見てみるとかなりの数がランクインしています。
軽自動車というと以前までは小回りを生かした社用車や配達車といったイメージがありましたが、今や一般家庭用の生活車としての位置をすっかり確定させているのです。
特に女性ユーザー比率が高いということも軽自動車の特徴で、そうした意見を反映してかかなりデザイン性が高く実用性にも優れたモデルが登場してきています。
タントやN-BOXもデザイン性の高い車種ですが、よりユーザーを絞り込んだものとしてスズキの「ラパン」や「ハスラー」といったものが人気を高めているところです。
特に「ハスラー」はハイトワゴンでありつつSUVタイプの外装というとても個性的なデザインが特徴で、女性だけでなく男性にも選ばれる車種として存在感を放っています。
男性としては軽自動車だけでなく、高級外車の存在も気になる所だと思います。
最近はフェラーリやポルシェなども安価に購入できるモデルがあり、高級車買取専門店の買取価格を見ても大きく値崩れもしていないので、一度試してみるのもおすすめです。
それぞれのメーカーごとの特徴を踏まえつつ、購入する自動車は選んでいきたいところですね。
自動車を購入する際には自動車保険の加入も必須となります。
数ある自動車保険を一覧で確認ができる自動車保険の比較ランキングを参考にしてみることも一緒におすすめします。