育児中のぎっくり腰対策!
子育てでの腰痛
子育てをすると、赤ちゃんに授乳したり抱えたりと、無理な姿勢をすることが多いです。
その中でも一番の原因とされているのが、無理な姿勢での授乳であり、また出産によって骨盤が歪むので、余計に腰痛になりやすいです。
また赤ちゃんを授乳しようと抱きかかえると、赤ちゃんの重さも加わり、その状態で無理に授乳すると余計に腰に負担がかかります。
そこで子育ての中で、ぎっくり腰や腰痛を防ぐには、骨盤の歪みを治すこと、さらに正しい姿勢を保つことが大切です。
無理な姿勢を行なうと、腰の筋肉に不自然に加重を掛けて、痛みやすくしてしまいます。
腰痛防止のポイント
・赤ちゃんを抱えるとき
中腰のまま抱えるのは、一番腰に負担をかけます。
上半身だけを使って抱えるのは、腰から上の力のみ使うので、腰に多くの負担をかけます。
まずは膝を曲げて腰を地面まで下ろして、赤ちゃんを出来るだけ自分の方に引き寄せ、膝を伸ばしながらゆっくりと上体を起こします。
また、赤ちゃんをカートに乗せるときや、チャイルドシートに固定するときも、まずは自分の近くに引き寄せてから抱えて移動させます。
・前屈みを避ける
育児を行なっていると、赤ちゃんを抱えるときや下ろすとき、オムツを替えるときなどと、自然に前屈みになっていることも多いです。
このために、前屈みは腰に負担をかけますので、たとえばオムツを替えるときは、赤ちゃんを床に下ろして、自分も座って行なうなどします。
1つ1つの動作を丁寧にして、中途半端な姿勢は避けるようにします。
・体をひねらない
体をひねるだけならそれほど負担はないですが、ひねった状態で何かの動作をするのは、腰に負担をかけます。
抱っこで無理があるならば、おんぶにする、おんぶ紐を使用する、食事の時は正面に座って体をひねらない、などの工夫をしましょう。
出来るだけ赤ちゃんと向き合った形にすると、体をひねらずに済みます。
・適正な位置で抱っこする
赤ちゃんを抱っこすると、親の前方に重心が移動するために、親は無意識に後ろに反った姿勢をします。
このような姿勢も腰に負担をかけますので、抱っこするときは赤ちゃんが親にしがみつくような形で抱っこすることです。
こうすることで、重心があまり赤ちゃんの方に移動せずに、腰への負担が減ります。
親に赤ちゃんがしがみつきやすいように、少し高めの位置で抱えるようにすると、抱っこしたときの親の腰への負担も少なくできます。
そして出来るだけお腹には力を入れずに、腰を反らさず、まっすぐに立つようにして、腰に負担がかからないようにすると良いです。
どのような場合にしても、やはりポイントとなるのは、出来るだけまっすぐにする、不自然な姿勢をしないということです。