
フローリングのセルフ補修&お手入れ術
小さな傷も目立たない!まずは簡単タッチアップ
小さなキズは、フローリング補修ペンひとつでグッと目立たなくなります。
まずは目立たない場所で色を試し、床材の色合いに近いペンを選んでください。
キズにペン先をそっと当て、薄く重ね塗りすると自然な仕上がりに。
乾いたら、柔らかい布で軽くなでるように拭き取ると、余分なインクが取れて周囲となじみやすくなります。
ねじれやめくれにはワックス&クリームをプラス
板が少しめくれたり、色ムラが出たりした場合は、フローリング用ワックスやクリームでケアを。
木目に沿って薄く塗り広げ、数分おいてから余分を布でふき取ると、ツヤが戻り色ムラも目立ちにくくなります。
ワックスは艶あり・艶消しの種類があるので、お部屋の雰囲気に合わせて選んでみてください。
クリームタイプは補修ペンより広範囲に使いやすく、小さな凹みの補修にも便利です。
がんこな汚れには重曹ペーストが味方
子どもの食べこぼしやペットのヨダレ跡など、頑固な汚れには重曹ペーストがおすすめ。
重曹と水をペースト状に混ぜ、汚れ部分にそっとのせてラップで包み、30分ほど放置します。
その後、柔らかいブラシや布で横方向にやさしくこすり、ペーストが残らないように水拭きしてください。
最後に乾拭きすると、汚れが取れた上に木材が明るく蘇ります。
湿度対策で床を長持ちさせるコツ
フローリングは湿度変化にも弱いもの。
梅雨時期は除湿機やエアコンのドライ運転で室内湿度を50~60%に保つと、床の反りや隙間を防げます。
逆に冬は加湿器で30~40%程度の湿度を維持すると、木材が乾燥しすぎず小さなひび割れを防止できます。
小まめに湿度をチェックできるデジタル湿度計をリビングや寝室に置くと安心です。
毎日の習慣でピカピカキープ
日々のお手入れは、乾拭きだけでも効果大。
ほこりや小さなキズの原因になる砂ぼこりは、マイクロファイバークロスでサッと一拭きするだけで防げます。
料理中に水滴や調味料をこぼしたら、すぐに柔らかい布で拭き取る習慣を。
さらに、週に一度はワックスシートをかけるだけで表面保護層が整い、傷つきにくくなります。
お子さんと一緒に「お掃除タイム」を楽しむことで、家族みんなで床を大切にする気持ちを育てられます。
フローリングは住宅の顔ともいえる大切な場所。
傷や汚れを放置せず、日々のちょっとしたケアとセルフ補修で、長くきれいな状態を楽しんでくださいね。家族の笑顔あふれるリビングを、いつまでも美しく保ちましょう。